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屋根リフォームプランの選び方

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  1. 屋根リフォームプランの選び方
    1. ポイント1 屋根劣化度に合わせて選ぼう
      1. レベル1 屋根塗膜の劣化
      2. レベル2 屋根材の劣化
      3. レベル3 下地材の劣化
      4. 簡易チェックシートで劣化度を確認しよう
    1. ポイント2 既存屋根タイプに合った工法を選ぼう
      1. 【要注意】既存屋根タイプ1 塗装できない屋根
      2. 【要注意】既存屋根タイプ2 アスベスト含有屋根
      3. アスベスト含有屋根簡易チェックシート
    1. ポイント3 防災性の高いプランを選ぼう
      1. 耐震性の高い工法と屋根材
      2. 台風の多い日本の気候に合った屋根材

ポイント1 屋根劣化度に合わせて選ぼう!

屋根の劣化度によって必要な処置、工法、予算が変わるため、適切にお家の劣化状況を診断する必要があります。

さらに、屋根工事によるトラブルでは、悪徳業者の手抜き業者ももちろん少数ではありますが、存在しています。
しかし、トラブル件数でいくと劣化状況の診断ミスがほとんどなのです。診断結果から劣化状況を適切に把握し、それに合わせて屋根リフォームプランを選択するようにしましょう!

屋根断面図でわかる劣化状況3レベル

 

レベル1塗膜の劣化 緊急度★

屋根材の多くは表面を塗膜で保護することでその性能を高めています。しかし、屋根は日頃から雨風や塵・ほこり・日光にさらされ、劣化してしまいます。
塗膜の劣化とは、この屋根材表面のコーティングが傷んでしまっている状態です。屋根材にもよりますが、築10年ほどで発生する症状です。劣化度としては既に屋根リフォームを実施する必要が迫っている状況です。今日、明日雨漏りなど被害が出る恐れは少ないですが、数年以内に被害が出る可能性が高い状態です。

施工事例を見る

レベル2屋根材の劣化 緊急度★★

屋根材表面の塗膜が劣化し、さらにそのまま放置し、屋根材自体が劣化してしまっている状態です。屋根材自体が劣化してしまっては、塗装などの表面を保護するだけでは不十分です。そのため、屋根材自体に劣化が現れてしまっている場合には、屋根材の重ね張り(カバー工法)や葺き替え工事が必要となります。

さらに緊急度が高く、いつ雨漏りなどの被害が発生してもおかしくない状態です。そのため、できる限り早く屋根リフォーム会社に状況を確認してもらう、応急処置をしてもらうなどの対応が必要です。

施工事例を見る

レベル3下地材の劣化 緊急度★★★

下地材が劣化ししまっている場合まで劣化が進むと、塗膜・屋根材だけではなく、下地まで補修・取り換えなど行う必要があります。屋根葺き替え工事は、屋根材だけではなく、この下地材まで新しいものに取り換えることができるため、屋根葺き替え工事がおすすめです。

緊急性も非常に高く、さらに防災性(耐震性、防水性)も脆弱になっている恐れが非常に高い状態です。この状態まで劣化が進んでいる場合の緊急性は非常に高く、すぐにでも屋根リフォ―ムを行う必要があります。

施工事例を見る

簡易チェックシートで劣化度を確認しよう!

  • 全ての屋根材共通

    レベル1
    • 塗膜がはがれてきている
    • チョーキング現象が発生している
    • 色あせや変色が発生している
    • 雨どいがゆがんでいる、外れている、割れている
    レベル2
    • 雨漏りが発生している(レベル3の可能性有)
    レベル3
    • 天井や壁、屋根裏などに雨のシミができている
  • セメント・和瓦の屋根

    レベル1
    • 瓦に苔が発生している
    • 塗膜の褪色(色褪せ・艶の消失)・剥離
    レベル2
    • 瓦が外れている
    • 漆喰やセメントが剥がれている
    • 瓦が割れている
    • 雨漏りが発生している(レベル3の可能性有)
    レベル3
    • 天井や壁、屋根裏などに雨のシミができている
  • スレート瓦の屋根

    レベル1
    • 苔が発生している
    レベル2
    • 屋根材が一部抜けている
    • 屋根材が剥がれている
    • 棟板金に穴が開いている
    • 屋根材が割れている
    • 棟板金に錆が発生している
    • 棟板金の釘が抜けていたりゆるんでいる
    • 雨漏りが発生している(レベル3の可能性有)
    レベル3
    • 天井や壁、屋根裏などに雨のシミができている
  • 金属系の屋根

    レベル1
    • 苔が発生している
    レベル2
    • 屋根材がめくれている
    • 屋根材に穴が空いている
    • 錆が発生している
    • 棟板金の釘が抜けていたりゆるんでいる
    • 雨漏りが発生している(レベル3の可能性有)
    レベル3
    • 天井や壁、屋根裏などに雨のシミができている

ポイント2 既存屋根タイプに合った工法を選ぼう!

既存屋根材のタイプによって適した工法、屋根材、処理が異なります。まずは屋根材について理解し、適切な処置を選択しましょう!

セメント瓦屋根

セメント瓦屋根

粘土瓦屋根

粘土瓦屋根

セメント瓦粘土瓦には

屋根葺き替え工事がおすすめ!


スレート屋根

スレート屋根

金属系屋根

金属系屋根

スレート金属系には

屋根カバー工事がおすすめ!

屋根材の種類について知りたいならまずは基礎知識を要チェック!

屋根の基礎知識

【要注意】既存屋根タイプ1 塗装できない屋根

いくら塗装しても割れます!塗装しても割れる屋根材

既に吸水してもろくなり割れが発生していたら、いくら塗装しても割れます。
補修して塗装すれば一時的に治るが他が割れるリスクは高く、「20年もつ」と言われる塗料でも地震やヒョウによる屋根材の割れは防げません。塗装はあくまで吸水予防で行うのであり、基材の強度回復は維持できません。

【要注意】既存屋根タイプ2 アスベスト含有屋根

アスベスト含有屋根

アスベストとは、石綿とも呼ばれ、以前はビル等の建築工事で、保温断熱の目的で使用されていました。しかし、日本では、2004年にアスベスト建材の製造が禁止されています。
因みに、現在でも規制される以前に施工された住宅に関しては、アスベストを含有した屋根材が使用しているものが数多く存在します。アスベスト含有の可能性が高いのは築年数が長いスレート屋根です。

アスベスト含有屋根材が抱える問題点は2つあります。

  • ①屋根塗装・塗り替え工事をする際の高圧洗浄
  • ②屋根葺き替えを行う際の取り壊し作業

どちらも、屋根材からアスベストが飛散する可能性があるため、その防止措置に費用が掛かってしまいます。そのため、一般的にアスベスト含有屋根材の場合には、屋根カバーエ法のように、アスベストを飛散させずに安全に施工することができるリフォームが選ばれています。

アスベスト含有屋根材は劣化状況がひどくなり、飛散してしまうほど劣化して初めて、人体に健康被害を及ぼしかねない状況となります。
そのため、劣化状況が軽度であれば人体への悪影響はなく、過度に心配しすぎる必要はありません。

アスベスト含有屋根簡易チェックシート

調査スタート!

  • 建てられたのが2004年以降である

    アスベスト含有の可能性は低いです

  • 粘土瓦である

    アスベスト含有の可能性は低いです

  • 金属系屋根である

    アスベスト含有の可能性は低いです

  • スレート・セメント瓦である

    2004年以前に製造された粘土瓦、金属系屋根以外の場合はアスベストを含有している場合があります。解体などする場合には、飛散しないよう注意する必要があります。

ポイント3 防災性の高いプランを選ぼう

日本は他の国と比べ自然災害の多い国です。そのため、住宅のリフォームの際にはその対策を実施する必要があります。1995年の阪神淡路大震災、そして、2012年、2018年の大型の台風では多くの被害に見舞われました。

地域の皆様の屋根を守るために、耐震性・台風の多い日本の気候に強いプランを選びましょう

耐震性の高い工法と屋根材

耐震性を高めるためには屋根を軽量にすることが大切です。そのため、既存の屋根を軽量の屋根材に葺き替えることで屋根はより軽量となり、耐震性が高まります。

瓦への葺き替えは、屋根の重量が重くなり耐震性が低くなってしまうと言われることがあります。しかしこれは誤りで、土葺き替え工法という旧工法で吹き替えた場合、屋根の重量が重くなってしまうという話であり、近年主流になっている、引掛け桟瓦葺き工法では、むしろ高い耐震性と雨風に強さを実現しています。

土葺き替え工法(旧工法)

土葺き替え工法とは、大量の土の上に瓦を葺き替える工法です。
屋根の重量がかなり増えるため断熱効果が非常に高いですが、耐震性が低くなります。
また、瓦同士の固定が瓦のツメを引っかけるだけのため非常に弱く、強い雨風で瓦のズレや剥がれが生じる恐れがあります。

引掛け桟瓦葺き工法(新工法)

引掛け桟瓦葺き工法とは、下地の上に敷いた木材に瓦を葺き替える工法です。旧工法と比べ、大幅に耐震性が向上した工法です。大量の土を使用せず、一つ一つの瓦のサイズが大きいため、瓦の使用枚数を減らし、屋根を大幅に軽量化させることができます。さらに、瓦のツメの引っかかりだけではなく、釘でも固定されていることにより土葺きよりも瓦は落ちにくくなっています。

台風の多い日本の気候に合ったガイドライン工法

今後、新築の屋根瓦は1枚ずつ固定することが義務化になります。

国土交通省は令和元年房総半島台風の被害を受けて、2020年9月9日に、台風や地震で住宅の屋根瓦が落下しないよう、新築時は瓦を1枚ずつすべて固定することを義務化する方針を固めました。
また、既存住宅についてもこのガイドラインによる屋根工事の費用支援を検討しています。

工法による部位ごとの被害の割合

従来のガイドライン工法 新ガイドライン工法
軒・けらば 43% 11%
68% 27%
平部 57% 45%

工法の違いと平部の被害原因

やね110番きずなのホームページへようこそ

脇 歩美

やね110番きずな(株式会社絆)

代表取締役脇 歩美
AYUMI WAKI

はじめまして。やね110番きずな(株式会社絆)代表取締役の脇と申します。
当社はこれまで、長年にわたり塗装事業において、多くのお客様のご信頼をいただいてまいりました。その中で、お客様の建物の保護や美観の向上だけでなく、屋根修理や雨漏りの多くのご相談をいただくようになりました。屋根修理も数多く施工しており今回を機に、塗装業で培った技術と経験を活かし、屋根修理・雨漏れに特化した専門ブランドを立ち上げる決意をいたしました。

「やね110番きずな」では、雨漏りの原因特定から屋根修理に至るまで、最新の技術と高品質の材料を用いて、迅速かつ確実なサービスを提供いたします。私たちの使命は、お客様の大切な建物を雨漏りから守り、安全で快適な住環境を維持することです。

また、雨漏りの問題は建物の寿命やお客様の生活に大きな影響を及ぼすことから、徹底した調査と診断、そして丁寧な修繕作業を心がけております。お客様一人ひとりに寄り添い、信頼されるパートナーとして常に最善のご提案を行うことをお約束いたします。

   

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