劣化症状を防ぐための対策とは？！対策して住宅を長持ちさそう☆！≪後編≫

2024.08.22 (Thu) 更新

香川県中讃地区を中心に地域密着、地域一番店を目標に活動させていただいております雨漏り＆屋根修理専門店　〝やね１１０番きずな〟です！

こんにちは。今日は前回の劣化症状を防いで少しでもお住まいを長持ちさせる秘訣や対策の【後編】です！

【前編】では①色褪せ、②コケや藻の発生、③ひび割れや欠け、④剥がれ、⑤漏水の対策や予防を紹介しました。

お住まいに気になる箇所がこの中にある方は【前編】の方の記事をぜひご覧になってみてください

では今日は【後編】に移りたいと思います。今日は①たるみや歪み、②釘やビスの浮き、③錆び、④反りの劣化を遅らせる対策や方法を順番に紹介していきたいと思います。

①たるみや歪みを予防するには・・

屋根も経年劣化が進むと少しずつ歪みがでてきます。しかし対策をすることによって屋根の耐久性を高め、長期間屋根の形状を維持することも可能です。耐久性が高くたるみや歪みに強い構造材を選ぶと長寿命につながります。高品質な木材や鋼材などがおすすめです。屋根に過剰な負荷をかけないように心がけましょう。屋根裏の換気をしっかり行い、湿気を防ぐことで、木材の腐食や劣化を防ぐことにつながります。屋根がたるんでいたり、歪んだりする兆候が見られた場合は、安全に気を付けトラスや補強金具を取り付けて緊急処置を行うことも可能です。屋根材の種類もたくさん存在し、たるみや歪みが生じにくい耐久性のあるものを選ぶといいです。例えば、金属屋根やスレート、陶器瓦などがおすすめです。定期的に屋根の状態を点検し、早期に問題を発見して修繕しておくことが重要です。年に一度の点検を推奨します。

②釘やビスの浮きを防ぐには・・

ステンレス製や亜鉛メッキされた釘やビスを使用すると腐食しにくく、耐久性が高く長持ちします。専門の業者が適切な取付方法で正確な位置や角度で取り付ける必要があります。釘やビスは屋根材の重なり部分や下地のしっかりとした部分に打ち込まなくてはいけません。きちんとした専門の業者に依頼しましょう。釘やビスに浮きが生じないように打ち込む前に防錆材を使用します。防錆材を使用することで腐食を防ぎ、耐久性を向上させてくれる役割があります。防水シートを設置して、防水をすることでも釘やビスの浮きの防止になります。浮いてきたビスや釘を発見した場合は早期に締め直し、必要に応じて補強しましょう。場合によっては補強版や追加の固定具を使用して修繕する必要もあります。

③錆びが発生しないためにできる対策・・

錆びにくい材質の材料を選ぶことでお住まいの美観を保つことができます。ステンレスや亜鉛メッキ鋼、アルミニウムなどの耐錆性の高い材料を使用しましょう。適切な塗装や防錆コーティングも重要です。屋根材に防錆塗装やコーティングを施すことで、錆の発生を防ぎます。耐候性の高い塗料を使用し、定期的に塗り替えを行うことがおすすめです。雨樋や排水システムが詰まると水が溜まり、錆の原因になります。定期的に清掃して、詰まりや汚れを取り除いておきましょう。屋根材の接合部分や隙間には、耐候性の高いシーリング材を使用して防水します。シーリング材が劣化していると隙間から水が侵入し錆の発生を引き起こすことがあるので注意しましょう。屋根裏換気口や通気層などを設置すると湿気を除去してくれて錆を防ぐ効果があります。錆が発生しやすい鉄や銅の部分には特別な防錆対策が必要です。しっかりと防錆材を重点的に塗布しましょう。

④屋根の反りを防ぐ方法って・・

耐湿性や寸法安定性が高い木材(乾燥木材や集成材)、合成材料などは耐久性が高く、反りにくい傾向にあります。湿気管理もしっかり行うことで反りを防ぐ効果があります。湿気が木材に吸収されると、膨張や収縮が生じて反りの原因になるので注意しましょう。屋根裏に換気できる場所を確保し、湿気がこもらないように適切な湿気管理をしておくことが重要です。屋根に断熱材を使用するのもいいでしょう。屋根の断熱性を高めるために、適切な断熱材を使用しましょう。温度変化による屋根材の収縮や膨張を抑えてくれて反りを防ぐ効果があります。木材に腐食処理を施すことで、腐食や虫害を防ぎます。木材の耐久性が向上し、反りが生じにくくなります。

これらの対策を組み合わせることにより屋根を長持ちさせ、皆様のお住まいを守ってくれる参考になればいいなと思っております。しかし、屋根は高い所です。安全面を考慮した上でメンテナンスや点検を行いましょう。基本的には、専門の業者に依頼するのがいいと思います。確かな腕を持った診断士の方や業者の方に依頼してみましょう。

皆様の大切な命や幸せに暮らせる日々を守ってくれているお住まいを適切に保つことで毎日をよりよく、暮らしやすいお住まいを提供できるようにお手伝いさせていただきます。

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