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暑い日の屋根の状態とは?

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2024.09.05 (Thu) 更新

こんにちは。毎日暑い日が続いていますね。室内に居ても暑いのに、屋根って…どうなっているのかお話しさせていただきます。

【温度】

屋根の上は、直射日光が当たり、日中はおよそ70~80℃になります。遮るものもなく、長時間陽に当たりなかなか温度が下がりません。

【紫外線】

夏の紫外線は屋根材の表面を乾燥させ、硬化させることがあります。

【熱膨張と収縮】

温度の変化によって、膨張と収縮を繰り返ししています。直射日光を受けて材料は膨張し、気温が下がると収縮します。

【劣化】

色褪せややぶれ、ひび割れなどが生じることがあります。

以上のことから夏の屋根も大変な環境におかれています。高温と紫外線により、屋根や外壁の塗料は劣化しやすくなります。

塗料の他、コーティングや塗膜に剝がれやひび割れが発生し、保護が薄れてしまうことがあります。

屋根と言っても色々種類があるので、熱の吸収率にも違いがあります。

『瓦』『スレート』『金属』で比較してみると金属が1番温度が上昇しそうですが、実際はそれほど違いはありません。が、屋根材の下の温度は

差が出てきます。

『瓦』は瓦自体が分厚く熱が伝わりにくく、瓦と野地板の間に空気の層があるため、室内温度の上昇を防ぎます。

『スレート』は屋根材の厚みが4~5ミリしかないので室温が上昇しやすいです。

『金属』は熱伝導率が高く、屋根自体も薄いので表面が熱くなるとすぐに裏にも伝わり、室内温度も上がってしまいます。

また、スレートと金属は野地板密着しているので通気層がなく、野地板にそのまま伝わってしまいます。

室内温度を上昇させにくくするためには断熱材と通気性をうまく利用することです。遮熱塗料は日光を反射し建物への蓄熱も防ぎ、屋根の温度を50~60℃程度に抑えます。一般的に耐用年数が短い塗料の方が性能が低いので、再度塗り直しをしなければなりません。

足場を組んで塗りなおすとなればコストもかかりますので、耐用年数の長い、シリコン系やフッ素系の塗料をお勧めします。

屋根リフォームや、修繕工事を検討されている方は、快適な、そして光熱費の削減にも繋がる住み心地のいい家をお考えでしょう。

ぜひ、暑さ対策も視野に入れてご検討ください。屋根などのリフォームと言いますと、雨風を凌ぐためだけの機能を回復させるに行うことがきっかけとは思いますが、少しのコツと工夫で今までよりも快適な生活を送ることができます。

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