破風について知っていこう！！

こんにちは。今日は破風（はふ）について紹介します。

破風の場所・役割や工事のイメージって、なかなか難しいですよね？

そこで破風の場所・役割や工事（やり方・費用）を説明していきますね！

◆破風（はふ）の場所と役割について

破風は、屋根の端の部分に位置する部分で、具体的には以下のような内容になります。

① 場所

• 屋根の最上部: 破風は屋根の端、つまり屋根が水平→垂直に変わる部分に設置されています。主に『破風板（はふいた）』として知られる板が取り付けられています。

• 外壁との接点: 破風は外壁と接している部分で、屋根の形状やデザインに応じて形が変わってきます。

② 役割

• 水の排水: 屋根に降った雨水を適切に排水するための役割があります。破風は雨水が外壁に流れ込んでいくのを防いでいます。

• 風雨からの保護: 破風があることによって、風や雨から外壁や内部を保護していく役割をがあります。

• 景観の美しさの向上: 破風は家の外観に重要な影響を与えるため、見た目のデザイン性も高く、建物の景観を引き立てます。

• 断熱・遮熱: 破風は屋根と外壁の隙間を埋めることによって、断熱や遮熱効果を高める役割もあります。

③ 素材

破風は一般的に、木材や金属、もしくは合成樹脂などの素材で作られています。耐久性やデザインに応じて選ばれることが多くなっています。

◆破風の工事（やり方・費用）について

① 破風の工事の目的

• 劣化の修理： 破風板が劣化やひび割れた場合の修理や交換

• 景観の向上： 古くなった破風を新しくすることによって、景観を改善

• 防水の対策： 破風からの水漏れを防ぐための防水処理

• 断熱性の向上： 断熱材の追加などによってエネルギー効率の向上

② 工事の流れ

破風の工事は、以下の手順で進められます。

1. 現地の調査：建物の状態をチェックし、破風の劣化や損傷の具合を確認します。

2. 見積もり：修理や交換に必要になる材料や作業工程をもとに見積もりを作成します。

3. 材料の選択：新しい破風板の素材を選択します。木材や金属、もしくは合成樹脂などから選ぶことができます。

4. 古い破風の取り外し：劣化した破風板を慎重に取り外します。このとき、周囲の壁や屋根を傷つけないように注意が必要です。

5. 新しい破風の取り付け：新しい破風板を取り付けします。適切な位置と傾斜で設置し、しっかりと固定していきます。

6. 防水処理：破風と外壁の接続部分に防水処理を施し、水の浸食を防ぎます。

7. 仕上げと点検：取り付けた後、全体の仕上げを行い、必要に応じて塗装や防腐処理を施します。最後に、全体を点検して問題がないかチェックします。

③ 注意点

• 安全対策： 高所での作業が必要になるため、安全帯などの安全対策を徹底することが重要になります。

• 適切な材料選択： 耐久性や景観を考慮した材料を選択することが、長持ちする破風に繋がってきます。

④ 費用

破風の工事費用は、地域や工事の難易度・規模、使用する材料によって異なってきますが、一般的には数万円から数十万円程度です。

このように、破風は建物の重要な構造の一部であり、正しい設計や施工、素材選びが求められてきます。

お住まいの破風を見れる範囲で確認してみて、メンテナンス・修理のタイミングをチェックしてみてくださいね！