棟板金ってどんなもの？

棟板金の場所ってどこなのでしょうか？

棟板金は、屋根の一番高い部分である棟に取り付けられている金属製の板です。棟とは、屋根の頂上部分で、複数の屋根面が合わさる部分を指します。棟板金はこの棟を覆い、風雨から守る役割を持っています。

特に【切妻屋根】や【寄棟屋根】のように、屋根面が複数集まる構造では、棟板金が重要です。この部分が劣化すると、雨漏りや強風で屋根がダメージを受ける原因になるため、定期的な点検やメンテナンスが必要です。

棟板金が果たしてくれる役割はなんでしょうか？

棟板金の役割をみていきましょう。

①雨水に侵入防止

棟板金は、屋根の頂上部分で異なる屋根面が合わさる棟を覆うことで、雨水が屋根内部に侵入するのを防いでくれます。もし、棟板金がなければ、隙間から雨水が入り込み、雨漏りや建物内部の損傷につながる可能性があります。

②風の影響を防ぐ

屋根の棟部分は風が当たりやすい芭蕉です。棟板金は、強風から屋根材を守り、屋根が吹き飛ばされたり、浮き上がったりするのを防ぎます。特に台風などの強風時には、棟板金の状態が重要になります。

③美観の向上

棟板金は、屋根の頂上部分を整えて仕上げることで、外観を美しく見せる役割もあります。これにより屋根全体のデザイン性が引き締まります。

④屋根の接合部の保護

複数の屋根面が合わさる棟は、構造上弱い部分です。棟板金がその接合部分を覆うことで、劣化や損傷につながるため、定期的な点検とメンテナンスが必要です。

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次回は、棟板金の劣化症状をみていきます。

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