陶器瓦について詳しく
2024.11.18 (Mon) 更新
こんにちは、今日は陶器瓦について詳しく見ていこうと思います。
陶器瓦とは、粘土を主成分として高温で焼き上げた瓦で、日本の伝統的な屋根材として知られています。耐久性や耐火性、防水性に優れており、日本家屋や和風建築に多く使われます。
陶器瓦の特徴・利点・メンテナンス・種類について詳しく説明します。
陶器瓦の特徴
焼き物特有の色や質感:陶器瓦は高温で焼成されるため、色落ちしにくく、焼き物特有の光沢や質感が長持ちします。釉薬(ゆうやく)と呼ばれるコーティングが施される場合が多く、美しい仕上がりになります。
耐久性:非常に硬く、割れにくい質性を持っており、適切なメンテナンスを行えば、数十年、さらには100年近く使用可能になることもあります。
防水性:水をほとんど吸収せず、瓦そのものが防水性を持っているため、屋根の防水機能おw長期にわたって保つことができます。
陶器瓦の利点
【耐久性・耐候性】
高温で焼き上げられているため、紫外線や雨風、寒暖差による劣化に強いです。また、塩害や酸性雨にも強い特性があり、海沿いや酸性雨が多い地域でも長持ちします。
【防火性】
陶器瓦は不燃材料のため、火災の際にも燃えず、建物の安全性を高めてくれます。
【遮熱性・遮音性】
陶器瓦は厚みがあり、断熱性にも優れています。また、雨音などを抑える遮音効果もあります。
陶器瓦のメンテナンス
陶器瓦は耐久性がたかいため、頻繁なメンテナンスは必要ありませんが、定期的な点検は推奨されています。
*瓦のズレや割れのチェック
地震や強風の影響で瓦がずれたり、割れたりすることがあるため、定期的な点検で修理の必要がある部分を確認しておきます。
*コケやカビの除去
長期間放置すると、表面にコケやカビが発生することがあります。屋根洗浄で清掃すると美しい美観が保たれます。
*棟瓦や漆喰の点検
棟瓦(屋根の頂上部分)や漆喰の劣化は防水性能に影響するため、劣化が見られた場合は修繕が必要です。
陶器瓦の種類
陶器瓦は形状や色、釉薬の有無によってさまざまな種類があります。
・和瓦 日本特有の曲線的なデザインを持ち、伝統的な和風建築に多く使用されます。
・平瓦 フラットな形状で現代的なデザインにも合うため、和風から洋風建築まで幅広く使用されています。
・本瓦 古くから伝わる伝統的な形状の瓦で、重厚感があり、寺社兼特などに使用されることが多いです。
・釉薬瓦 釉薬を使って独特の色合いを出した瓦で、光沢が美しく、風雨による劣化が抑えられます。青緑色や黒などの色もあります。
・無釉瓦 釉薬を使わない瓦で、素朴で自然な風合いがあり、風合いが増していくのが特徴です。
陶器瓦のデメリット
陶器瓦は非常に優れた屋根材ですが、デメリットも存在します。
①重量感がある
陶器瓦は比較的重いため、屋根や建物に大きな負荷がかかります。耐震性を考慮する必要があり、場合によっては補強が必要になります。
②施工費が高い
他の屋根材と比べて初期費用や施工費用が高くなる場合があります。
まとめ
陶器瓦は美しさや耐久性、防水性に優れており、伝統的な建築物から現代の住宅まで幅広く利用されています。適切なメンテナンスを行うことで、非常に長持ちし、住まいの価値や安全性を高めてくれます。
陶器瓦がお勧めの地域って?
【降水量が多い地域】
理由:陶器瓦は吸水性がほとんどなく、降雨や湿気に強い特性を持っています。長期間にわたって防水性能を維持してくれるため、梅雨がある地域や年間降水量の多い地域には適しています。
代表的な地域:日本の南部(九州・四国)や北陸地方(石川県や福井県)
【海岸沿いの地域】
理由:海岸沿いの地域では、潮風による塩害の影響が強いですが、陶器瓦は塩害に強いため、海風での劣化が少なくなります。また、海沿いの湿気や塩分の影響を受けにくく、長持ちしてくれます。
代表的な地域:瀬戸内海沿岸地域(坂出市・三豊市)
【寒冷地・積雪地域】
理由:寒冷地や積雪地では、温度差や凍結による屋根材の劣化が心配ですが、陶器瓦は高温で焼成されているため、凍害に対しても耐性があります。また、雪が滑りやすい表面で、屋根の積雪が少しずつ落ちやすくなる効果もあります。
代表的な地域:琴平町・観音寺市
【長寿命を重視する地域】
理由:陶器瓦は寿命が長く、メンテナンス費用も比較的抑えられるため、建物のライフサイクルが長く、耐久性を重視する地域で適してます。
どの地域でも適していますが、特に伝統建築や情寿命住宅が多い地域には向いています。
【日差しの強い地域】
理由:日光による色あせや劣化が少なく釉薬瓦は紫外線の影響を受けにくいです。そのため、日差しが強く紫外線が強い地域でも長期間美しい外観を保つことができます。
代表的な地域:沖縄や西日本 香川県も比較的日差しの強い地域になります。
おすすめしにくい地域
逆に陶器瓦は重量があるため、耐震性を重視しなければいけない地域では構造補強が必要になる場合があります。例えば、地震の多い地域では軽量の屋根材を使用することをおすすめします。
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