スレート屋根の葺き替え費用|時期や相場について解説
2024.10.18 (Fri) 更新
築年数が経ち、そろそろ屋根の葺き替えを検討している方へ。
スレート屋根の葺き替えは、高額な費用がかかるため、時期や費用、アスベストの処分費用など、気になることはたくさんあると思います。
この記事では、スレート屋根の葺き替え時期の目安や費用相場について解説します。
□スレート屋根の葺き替え時期の目安
スレート屋根は、耐久性があり、メンテナンスをしっかり行えば長持ちする屋根材です。
しかし、どんな屋根材にも寿命があり、いつまでも使い続けられるわけではありません。
では、スレート屋根の葺き替えはいつ頃検討すれば良いのでしょうか。
具体的な目安を以下にまとめました。
1: 築年数
スレート屋根の一般的な寿命は、約20~30年と言われています。
築年数が20年以上経過している場合は、そろそろ葺き替えを検討する時期です。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の寿命は、屋根の形状や材質、メンテナンス状況などによって異なります。
2: 劣化状況
スレート屋根の劣化は、目視で確認できる場合があります。
以下のような症状が見られる場合は、葺き替えを検討しましょう。
・スレートが割れている
・スレートが欠けている
・スレートが変色している
・スレートに苔が生えている
・雨漏りが発生している
3: 雨漏りの有無
雨漏りは、屋根の劣化が進行しているサインです。
雨漏りが発生している場合は、早急に専門業者に相談し、葺き替えを検討しましょう。
□スレート屋根の葺き替え費用
スレート屋根の葺き替え費用は、屋根の形状や面積、使用する屋根材の種類、工期などによって大きく異なります。
一般的な戸建て住宅の場合、葺き替え費用は70~180万円程度が相場です。
以下に、具体的な費用内訳を例としてご紹介します。
1: 屋根材
スレート屋根の葺き替えに使用する屋根材は、さまざまな種類があります。
近年では、耐久性やデザイン性に優れた金属屋根や、軽量で断熱性に優れたガルバリウム鋼板などの屋根材が人気です。
屋根材の種類によって費用は大きく変わります。
2: 下地
スレート屋根の下地は、木材や合板などが使用されます。
下地が腐っている場合は、交換が必要となり、追加費用が発生します。
3: 工賃
葺き替え工事には、職人の技術料や人件費が含まれます。
工賃は、屋根の形状や面積、工事の難易度によって異なります。
4: 処分費用
古いスレート屋根は、処分費用がかかります。
特にアスベストが含まれている場合は、特別な処分が必要となり、追加費用が発生します。
5: その他費用
上記の費用以外にも、足場代、運搬費、保険料など、さまざまな費用がかかる場合があります。
見積もりを取る際には、これらの費用が全て含まれているかを確認しましょう。
□まとめ
スレート屋根の葺き替えは、高額な費用がかかりますが、住まいの安全を守るためには必要な工事です。
この記事では、スレート屋根の葺き替え時期の目安や費用相場、アスベストが含まれている場合の費用などについて解説しました。
葺き替えを検討する際には、信頼できる専門業者に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。
早めの対応が、安心安全な住まいを守ることに繋がります。