屋根板金の浮き発見!原因と対策を解説
2024.11.04 (Mon) 更新
築年数の経った家の持ち主にとって、屋根の浮きは大きな不安材料ですよね。
雨漏りの原因にもなりかねない屋根の浮き。
放置すると、家の構造自体を傷めてしまう可能性も。
この記事では、屋根板金の浮きの原因や、見つけたらどうすればいいのかについて解説していきます。
□屋根板金の浮きの原因とは?
屋根板金の浮きは、様々な原因が考えられます。
大きく分けると、以下の3つが挙げられます。
1: 釘の経年劣化
屋根板金は、釘で下地に固定されています。
長年風雨にさらされることで、釘は錆びたり、緩んだりしてしまいます。
特に、鉄製の釘は、時間の経過とともに強度が低下し、抜けやすくなる傾向があります。
2: 強風による釘抜け
屋根は、常に風圧にさらされています。
特に台風や強風時には、屋根板金に強い力が加わり、釘が抜けてしまうことがあります。
釘の固定が甘かったり、釘の質が悪かったりすると、このリスクが高まります。
3: 風圧による板金の変形
強い風が吹き付けると、屋根板金が変形してしまうことがあります。
特に、棟板金は屋根の最上部に位置するため、風圧の影響を受けやすく、変形しやすい箇所です。
変形が進むと、板金が浮き上がったり、隙間が空いたりして、雨漏りの原因となることもあります。
□屋根板金の浮きを発見したら?点検方法を紹介
屋根の浮きを発見したら、早急に点検が必要です。
放置すると、雨漏りが発生したり、家の構造が損傷したりする可能性があります。
点検方法は、大きく分けて以下の2つがあります。
1: 地上からの目視
双眼鏡や望遠鏡などを用いて、地上から屋根の状態を確認します。
屋根材のズレや反り、割れやひび割れなどをチェックします。
ただし、高所からの作業は危険を伴うため、安全に配慮して行う必要があります。
2: ドローンによる点検
近年では、ドローンを用いた屋根の点検が普及しています。
ドローンは、高所まで安全に到達できるため、地上からの目視では確認できない箇所もチェックできます。
また、撮影した映像や写真をもとに、屋根の状態を詳しく分析することも可能です。
□まとめ
この記事では、屋根板金の浮きの原因と確認方法について解説しました。
屋根板金の浮きは、釘の経年劣化、強風による釘抜け、風圧による板金の変形など、様々な要因が考えられます。
早期発見が重要で、地上からの目視やドローンによる点検など、状況に応じて適切な点検方法を選択することが大切です。
屋根の浮きは、放置すると雨漏りや家の構造損傷につながる可能性があります。
定期的な点検を行い、必要があれば専門業者に相談するようにしましょう。
安心安全な住居環境を維持するために、屋根の浮きに注意し、適切な対策を講じてください。