サッシやベランダからの雨漏り・・天井からの雨漏りと対策は違うの？

サッシやベランダからの雨漏りは、住宅でよく見られる問題の一つです。放置すると建物内部への水の侵入が進み、木材の腐食やカビの発生、断熱性能の低下などを引き起こす可能性があります。原因や対策を紹介します。

サッシからの雨漏り原因と対策

原因

・シーリング(コーキング)の劣化

窓枠と外壁の間にあるシーリング材がひび割れたり、剥がれたりしていると、そこから雨水が侵入します。

・サッシ枠の隙間や不良

窓の設置時に隙間が生じた施工不良がある場合、水が侵入することがあります。

・水切り部材の不具合

窓下に設置されている水切り部材が正しく機能してないと、水が建物内部に入り込む可能性があります。

対策

：劣化したシーリング材を新しいものに打ちかえる必要があります。

：サッシの隙間に防水テープや補修材を使用するといいです。

：水切り部材の傾きや位置を調節、必要であれば交換しましょう。

ベランダからの雨漏りの原因と対策

原因

・防水層の劣化

ベランダの床面にある防水シートや防水塗膜がひび割れたり剥がれたりしている場合、水が侵入します。

・排水溝の詰まり

ベランダの排水溝がゴミや落ち葉で詰まると、雨水が溜まり漏水の原因になります。

・立ち上がり部分の施工不良

ベランダの防水層が壁の立ち上がり部分まで十分に施工されていないと、壁を伝って水が侵入します。

対策

：床面の防水工事を実地(防水シートの張替え、ウレタン塗膜防水の再施工など)

：排水溝の定期的な清掃で詰まりを防ぐことが重要です。

：立ち上がり部分や壁際のシーリング材の補修をしておきましょう。

：ベランダの勾配(傾斜)を確認し、水がスムーズに排水されるように調節します。

共通のチェックポイント

★雨漏りの箇所を特定

雨漏りの原因が目に見える場合もあれば、原因箇所と実際に漏れている箇所は異なることがあります。専門家に赤外線サーモグラフィーや散水試験などを依頼すると正確に特定できます。

★早めの対応

小さな漏れでも、時間が経つと被害が拡大します。早めの補修が必要です。

★プロの助けを借りる

自分で応急処置を行った後でも長期的な解決のために専門業者に依頼するのが理想的です。

費用の目安

【シーリングの打ち替え】

１メートルあたり、２０００円～３０００円程度

【防水工事(ベランダ)】

１０平方メートルあたり５００００円～１５００００円程度

【排水溝の清掃】

業者による清掃の場合、５０００円～１００００円程度

雨漏りの状況や地域性によって、費用は変わるので参考程度になりますが、複数の業者に見積もり依頼をして比較してみましょう。

お困りなことや質問等がある方は、お気軽に当店までお問い合わせください。

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