こんにちは。大寒も過ぎて春が待ち遠しいですね。
今日は、家の健康状態のお話させていただきます。
屋根は家の「健康状態」を反映する重要な部分です。屋根の状態をチェックして、家全体の健康状態や今後のメンテナンスの必要性を判断してみましょう。サインが見られたら、屋根が「不健康」である可能性があります。
その時は、早めに対処することをおすすめします。
屋根の劣化は放置してしまうと雨漏りや屋根の瓦を葺き替える必要性が出てきてしまい、費用もかさばってしまいます。
早めの対処が、安く工事費を抑えることのポイントにもなりますので、参考にしてみてください。
屋根が語る家の健康状態のサイン
屋根の色あせ・変色
紫外線や雨風による経年劣化です。屋根の劣化は外的要因が原因になることが大半です。
劣化が進んでしまうと、防水機能の低下、内部の湿気問題に影響してきます。
対策としては、塗装の再施工、防水コーティングの検討をすることが良いでしょう。
屋根材(瓦やスレート)のズレやひび割れ
地震や強風、雪の重みによる自然災害からのダメージが原因です。
雨漏りの原因にもなり、建物内部の腐食やカビ発生につながってきます。
早急な補修または交換を実施しましょう。
雨どいの詰まり・破損
落ち葉やゴミの蓄積、経年劣化による破損で、雨水が適切に排水されず、屋根や外壁に水が浸入する可能性があります。
定期的な清掃と補修をしましょう。
屋根のたるみや歪み
長年の荷重(積雪など)や構造の問題です。積雪量が多い地域や思い瓦が乗っている屋根は注意が必要です。
建物の強度低下や倒壊のリスクがあるため、地震が来た際危険になりますので、歪みを見つけた際には、構造補強や屋根の軽量化を検討しましょう。
天井や壁のシミ・カビ
屋根の防水機能の低下、雨漏りがおきている証拠です。
家全体の湿気問題、健康被害(アレルギーなど)が起こる可能性があります。湿気などで屋根材が腐ってしまったり、カビやコケの発生で、アレルギー反応をおこしたりする可能性があります。
防水工事や屋根材の交換をしましょう。
屋根の苔やカビの発生
湿気や日当たりの悪さです。屋根材の劣化を早め、美観を損ないます。塗装の効果も薄れてしまい、遮熱効果・断熱効果などもなくなり、エネルギー効率も悪くなります。
高圧洗浄などで防苔処理をして、屋根をキレイに保ちましょう。
屋根裏の温度・湿度の異常
断熱材や換気の問題、屋根の通気不良です。夏場の熱気こもり、冬場の結露による腐食が起こる可能性があります。
断熱材の見直しや換気システムの設置を検討しましょう。
屋根の健康診断のポイント
定期的な点検
少なくとも年1~2回、屋根の状態をチェックしてください。
台風や大雨の後は特に入念に確認しましょう。
プロの点検を活用
自分でチェックしにくい高所は専門業者に依頼するのが安全です。
メンテナンスの計画的実施
早めの対策が、修理コストを抑えるカギです。
屋根の「健康状態」を放置すると、建物全体の寿命を縮める可能性があります。小さなサインを見逃さず、早めの対応を心がけましょう!